ファンの皆さまへ感謝を込めた40周年記念サイトを
- 今回のプロジェクト概要と背景について教えてください。
- カプコン 牧野さま:今年、カプコンは創立40周年を迎えましたので、周年サイトの制作が必要となりました。ファンの皆さまはもちろん、各タイトルの開発者等、カプコンの社員も含めて楽しむことができる「お祭りのようなデジタル観光地」というコンセプトからスタートしました。
- なぜカプコンタウンの制作をアピリッツに依頼する運びとなったのでしょうか?
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カプコン 岡部さま:アピリッツさまとは、カプコンタウンの企画が発生する前から別のプロジェクトを進行していました。
当時は「新サービスにおける有用性をプロトタイプやモックアップをもとに仮説検証する」といったプロジェクトを進めていたんです。カプコンタウンのようなプロジェクトとは毛色が異なりましたが、アピリッツさまの我々に対する理解力や吸収力が非常にマッチしておりましたし、なにより参画いただいたメンバーの方々は皆さんカプコンのゲームが好きでした。そのような経緯があり、カプコンタウンの制作をアピリッツさまに依頼することになりました。
- そちらのプロジェクトが終わる頃に、カプコンタウンの話が入ってきたのですね。
- カプコン 岡部さま:はい。そういった経緯もあり、アピリッツさまと進めるとスムーズであるとプロデューサーの牧野に紹介したことがきっかけです。思った通り、カプコンタウンもうまく進めることができました。
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カプコン
牧野さま:カプコンタウンの提案を頂いた際のエピソードですが、依頼当時、見積もり情報を3日間で上申する必要がありました。思い描いていた構想をアピリッツさまに説明はしましたが、3日間しかないということ、また、サイトの構成企画を用意したわけではなかったので、どんぶり勘定で見積もりとスケジュールが返ってくると思っていました。しかし、想像を遥かに超えるびっしりとした見積もり資料を頂き、信頼感がかなり高まったことを今でも覚えています。
また、カプコン側が願望レベルで話していることに対し、アピリッツさまは作る工程をリアルにシミュレーションしてくださったので、混乱することなく進めることができると感じました。
- 前段のプロジェクトも含め、こういった取り組みは新しいものだったのでしょうか?
- カプコン 牧野さま:カプコンでは基本的にタイトルごとに企画が進行するため、全社を横断して企画段階から要件を詰めていくようなプロジェクトは珍しいです。30周年の際も、特にそういった取り組みはありませんでした。そのため、社内でもさまざまなメンバーに確認を取る必要があり、全て細かく聞いて回っていると間に合いませんので、ある程度はこちらから押し通すこともありました。