サイボウズ株式会社Googleアナリティクス
設定・運用支援

内製化支援

Googleアナリティクス4

「Webコンサルタントチーム」のパートナーとして、Googleアナリティクスの設定や管理を支援

サイト運用支援
サイボウズ株式会社が運営する数十のWebサイトに対し、Google Analytics(以下、GA)の環境構築、サポートデスク、ならびに実際に利用するサイトの用語や設定をもちいてカスタマイズした社内向けGAトレーニングを提供。
クライアント名 サイボウズ株式会社
業種 グループウェアの開発、販売、運用、チームワーク強化メソッドの開発、販売
URL https://cybozu.co.jp/

お客様の声

株式会社サイボウズ様

サイボウズ株式会社さまが運営する数多くのWebサイトとその担当者は、施策効果向上のためにサイボウズ社内の専門チーム「Webコンサルタントチーム」のサポートを受けています。アピリッツはこの「Webコンサルタントチーム」のパートナーとして、2016年よりGoogle Analytics(以下、GA)の環境構築、約300名の利用者からの設定依頼対応、ならびに社内向けGAトレーニングのお手伝いをしています。

はじめに、みなさんの自己紹介をお願いいたします。
千葉:2011年にサイボウズ株式会社に入社し、現在はWebコンサルタントチームに所属しています。前職はWeb制作会社のWebディレクターでした。
わたしたち「Webコンサルタントチーム」は、サイボウズ社内のあらゆるWebサイトの施策効果向上を支援することが業務です。社内のWeb制作の相談を受けたり、自分が担当するサイトの改善を行っています。
内原:2019年にサイボウズ株式会社に入社し、千葉と同じくWebコンサルタントチームに所属しています。前職はSIerのグループ会社でWebディレクター&コンサルタントを10年以上経験しました。 現在は大規模リニューアル時におけるディレクションの支援を始め、制作会社への依頼支援、勉強会の開催、社内ルール整備、業務の外注化や、さまざまな相談への対応を行っています。
サイボウズさまは世界中で数多くのサービスを展開されています。このなかで、Google Analyticsの環境構築を一元化するにいたった理由や、当初の課題をお教えいただけますでしょうか。
千葉:2016年までは一人で社内のGAの管理・相談受付・設定を担当していました。
ですが、サイボウズのビジネスが成長するに従いWebサイトの数も急増し、要件の複雑化も進み、正確なGA設定を継続することを一人で実現することが難しくなりました。そこで専門の会社にアウトソースすることにしました。
内原:サイボウズのミッション「チームワークあふれる社会を創る」を実現するため、当社は製品プロモーション、ブランディング、採用、マニュアル、コミュニティ、ブログ、企業情報提供など、様々な用途のWebサイトを50以上用意しています。
サイトの運営は各部門のサイトオーナーが担当しています。全員がGAをフル活用できればよいのですが、サイトオーナーはWebの専門家ではなくGAの知識には幅があり、主な業務は別にあるため多忙です。
そこで、サイトオーナーの知識に合わせて利用方法を案内したり、担当部署に負荷をかけずにGAを管理する体制が必要でした。

導入の経緯

サイボウズさまが社内のWebサイトに対してコンサルを行うにあたり、アピリッツをパートナーとして選んでくださった理由をお教えください。
千葉:主にふたつあります。まず、わかりやすいコミュニケーションです。先程お話しましたとおり、サイボウズのWebサイトは50以上あり、担当者は数十人います。リテラシーのレベルも多様ですから、コミュニケーションのわかりやすさは必須です。
アピリッツさんとの初回の打ち合わせでお話を伺ったとき、その点で安心感を持てました。
つぎに、料金体系です。毎月の依頼量を想定することが難しかったので、料金体系が従量課金(サービスを利用しただけ課金)であることも重視しました。
GAの環境構築を一元化したことによるメリットはどういうものでしょうか?
千葉:当初は、正しい設定を継続することと、運用負荷が下がることだけで満足していましたが、メリットはそれだけではありませんでした。
安心して利用できる体制が整ったことで、GAの利用が進んだ印象です。アピリッツさんに対応をお願いしてから5年経過した今では依頼量が数倍に増えました。私一人で対応することはとうてい考えられません。
設定が複雑なMAツールなどの依頼が増え、それに対応できる技術力があったことでも助かりました。GA/GTMだけでなくサーチコンソール、Googleデータポータルの対応や、Web担当者向けの勉強会の開催についても対応いただいていることもありがたいです。

GAトレーニングについて

サイトオーナー向けにGA勉強会を毎年開催していますが、その評価はいかがでしょうか?
千葉:サイボウズはティール的な組織の会社です。各Webサイトの担当者たちが自分で考え、一定のルールがあるもののWebサイトを自由に構築していきます。そして担当者自身でKPIを設定し、どう解析したいのかを考える必要があるのです。ですから勉強会は重要です。
内原:一般的なGAセミナーは数多くありますが、サイボウズが現場で実際に用いている用語や指標をセミナーでも取り入れてカスタマイズした講義内容になっているので、わかりやすいですし実践的だと思います。また、「GTMやサーチコンソール内容にも触れてほしい」といったこちらの要望にも対応していただけるのでありがたいです。

導入から数年経過して

GAの環境構築にくわえ、サポートデスクについてもご契約いただき、長年私たちとお付き合いを続けてくださっています。サービスをよりよくするうえで、GAの運用はどういった位置づけなのでしょうか?
千葉:弊社に限った話ではないと思いますが、施策の検討にあたってはカスタマージャーニーマップを使って体験の最適化を検討することがよくあります。GAはそのための基礎データのひとつで、とても重要な存在です。適切な設定と管理を継続して行える体制が不可欠だと考えています。
サイボウズ様のアクセス解析にまつわるここ数年の変化について教えてください。
内原:オンラインでの取り組みが増えることで、Web関連の検証の重要性が増し、複雑化しているように思います。GA4プロパティなど技術面での進歩もありますので、より広く深い検証が求められるようになってきたと感じています。それにともない、検証タグや設定が増加してしまったので、それを整理するのも課題です。
千葉:タグは増えてしまいますね。その整理についておそらくいろんな会社さんが悩んでいるのではないでしょうか。2020年は不要なタグの整理についてアピリッツさんと取り組むことができて、その知見がたまり始めているのが嬉しいです。
アピリッツさんとの契約も5年経過し、Webを担当するチームは私1名の体制から、コンサル・インフラの担当者を含めて5名の体制になりました。アクセス解析のメイン担当も昨年内原に引き継ぎました。
サイトオーナーの人数、アピリッツさんのご担当者も増えたため、作業プロセスや設定管理の最適化についても議論したり、マニュアル化について相談できるようになってきました。業務を効率化することで、分析や施策にかける時間を増やしていきたいと思っています。
今後もよりよいサービスをサイボウズさまにご提供したいと考えています。アピリッツへのご要望をおきかせください。
千葉:新しい要件や問題が発生しても柔軟に考えてもらえるので安心感があります。 ひきつづき安定した運用を行うためにも、わかりやすいサポートを今後も希望します。
また、わたしたちの問題点の指摘について遠慮されているような印象もあります。一緒に成長できる体制のために、パートナーとして、忌憚なくディスカッションしていただきたいです。
内原:今後ますます、GAやGA4プロパティの分析幅も量も広がっていきます。設定代行だけでなく、アドバイスや分析軸のコンサル面での相談幅を広げられると、とてもうれしいです。
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